薬剤師は、年々人口が増え続けている人気の職業です。調剤薬局で医薬品を調剤したり、ドラッグストアなどで医薬品に購入者に情報提供を行うことが主な仕事です。「働ける場所が多い」「高収入を期待できる」「社会的地位がある」などのさまざまな理由で、薬剤師を目指す人が多いです。とはいえ、薬剤師を目指す人が増えたことで、薬剤師が飽和してきているという話も耳にするようになりました。では、薬剤師の将来性はどのようになってきているのでしょうか？
薬剤師が増えることで就職しにくくなる？
薬剤師が増えてきていることは事実で、薬剤師になるための薬剤師国家試験を受験する人も年々増加しています。2004年ごろから薬科大学が多く新設され、2006年に薬学部6年制が実施されたことも、多くの人が「薬剤師」という職業を知るきっかけとなったのでしょう。現在でも薬剤師の人気は高く、薬剤師になることを目指して薬学部に入学する人は多いです。
薬剤師が増えると、就職するチャンスが減ってきてしまうのではないかと心配になります。しかし、薬局やドラッグストアはどんどん増え続けていますし、地方部では薬剤師が不足しているのが現状です。これから状況が変化していく可能性はありますが、まだまだ多くの求人を見掛ける職業です。
ドラッグストアで働く薬剤師の将来性
ドラッグストアで医薬品を取り扱う際に、購入者に医薬品の説明を行える薬剤師を雇うことが必要になります。ドラッグストアはいまだ増え続けており、さらに大きくしていこうと考えているチェーンも多いはずです。そのため、ドラッグストアによる薬剤師の求人は増え続けており、人口が増加してきている職業であっても需要は高いです。医薬品以外の品物も取り扱っている店舗がほとんどなので、利用者が極端に減ることもなく、薬剤師としての仕事を安定して得られるでしょう。店長クラスの役職を任せられるようになると、高収入も期待できます。
