薬剤師の場合、調剤薬局、病院などの医療機関、ドラッグストアなど様々な勤務先があり、求人数も多く、比較的転職に有利とも言えます。
ただ、転職を考えるのなら、まずは自分の希望条件を明確にしておくことです。
もっと給与の高いところに転職したい、土日休めるところが良い、自宅から近いところが良い、キャリアアップを目指したい…。
逆に、これだけは絶対いや、という希望なども明確にしておきます。
その上で、薬剤師専門の転職サイトに登録し、担当のコーディネーターにも、自分の希望条件をきちんと伝えるようにしましょう。
転職サイトへの登録は、あまり多すぎず、2~3にとどめたほうが良いでしょう。
あまり多すぎると情報が重なり、また担当者との連絡も頻繁になってしまって、かえって時間の無駄になる恐れがあります。
管理薬剤師を目指す場合、管理薬剤師の求人先は、薬剤師の人材不足から店舗の運営に支障をきたし、急募しているところも結構多いものです。
こうしたところは募集人員が1名だけの場合も多く、応募がすぐに締め切られます。
このような急募の求人情報も、薬剤師専門の転職サイトなら見つけやすいものです。
転職先を考える際、条件以外にも、なかなか知ることができないことが多いものです。
人間関係、残業の時間、研修体制がしっかりしているか、希望通りの業務に就けるか、医薬品の補充や店頭ディスプレイの製作など薬剤師以外の仕事が多いのか…。
こうした情報は、求人サイトの口コミなどが参考になるので、こまめにチェックするとよいでしょう。
子育てなどでブランクがあった後、また薬剤師として仕事したい、という場合、ある程度の経験があれば、就職はさほど難しくないでしょう。
あまり経験がなくても、まだ若かったり、仕事する情熱をしっかりアピールすれば、採用してもらえる可能性が高くなります。
同時に、採用する側も、しっかりした研修体制が整っているかどうか良く確かめることです。